2011年11月29日
ちいさい友達
近所にある小さい公園は小学校の隣にあり、平日は音楽室から合奏や歌声がきこえたり、運動場からの声がきこえたりするのが楽しいところです。
先日息子と散歩に出た時のこと。
数人で遊んでいた小学生の女の子ら(後で聞いたら2年生でした。)に
「ねえぼく~、お客さんやってほしいんだけど。」と声をかけられました。
「この子もみんなと一緒に遊びたいと思っていると思うのだけれど、まだお話ができないのよ。」
「お母さんが話してくれればいいから。」
「ああ、そう。で、何のお店屋さん?」と聞くと、
「ふしぎボックス屋さん。」
と何とも興味をそそられる答えがかえってくるではありませんか!
「わあ、楽しそうなお店ね~!」
ぽやん?としている息子を抱っこして、店の方へ向かおうとすると、
「まだ準備できてないんで、後で呼びに来ます!」と女の子たちが駆けていきました。
気の向くまま、あっちこっちに歩いて行く息子を追いながら過ごしていると、
「お待たせしました!開店します!」と彼女たちが来てくれました。
ベンチの前にしゃがみ、「こんにちは。来ました。」
「いらっしゃいませー。本当は箱なんですけど、今日は袋を使います。目をつぶって手を入れて、何が入っているのか当ててくださーい。」
「はーい。」目をつぶる。おそるおそる手を入れ「何か怖いものとか、変なものとか入ってないよね?」
「そういうものはないです。」おお、素直な良い子たちだ。
「あっ、これはわかった!台所でお皿洗ったりするスポンジね。」
「ピンポーン。じゃあ次です。」別の袋が登場する。
「あっ、これはスプーン。」もう一つボールらしきものが入っていたが、何だか彼女たちとのやり取りを楽しみたくなって、わざと間違えて
「ん?りんごかな?」
「ちがいまーす。食べ物ではありません。投げたりして遊びます。」すごく親切なヒントをくれる。
「あっ、ボールだあ。」
「何のボールでしょう?」
よく触ってみると縫い目があったので、「野球のですね。」
「正解!目を開けてください。」
「おもしろかったー。」
「はい、これ。」と言って渡してくれたものが写真の折り紙です。息子には可愛いメモ帳一枚にドラえもんやピカチュウのシールを何枚か貼ったものを渡してくれました。
「これは?」
「正解したので、プレゼントです。シールは男の子用のものを貼ったからね。」
「ありがとう!!楽しかったのでまたお店に来たいです。」
「うん、だいだい土日はここで遊んでるから、また来てね!」
カテゴリー:川口のネタ帳, 雑記 | コメント (2) | 投稿者:兵藤 由香
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武田 典子
心が温まるお話。
今度は何して遊ぶのかな?
2011年12月3日 @ 11:47 PM