2012年2月8日
松村英治さんの焼きしめ
1・2月の展示「ぬくぬくほっと」で展示しているものを紹介します。
「まず使っていただいて、馴染んできて、それから次の話なので、結果がすぐに見えてこない息の長い仕事だと思っています。食器はあくまで脇役ですから。」と語る松村さん。
使い出すと使いやすく、食卓への登場回数が上がります。焼きしめは、扱いづらいから・・・と思われがちですが、お使いになる前に少しお水に浸していただき、お食事後は洗ってよく乾かしていただければよいだけです。
「がさがさの焼きしめは、最初はきれいとかそんな理由で使っても、日々の中でやはり使いづらいことで使わなくなり育つどころではなくなる。やはりはじめから使いやすいのがいいと思って。」
一度焼いて砥石で表面のがさがさを落としてペーパーかけして、三回焼いて最後に水研ぎをしてつくられています。
工程が増えるだけ手間はかかりますので、使いやすさを考慮された作者の心意気を感じます。
松村英治さんの他の作品はこちらでご覧ください。
カテゴリー:入荷情報, 店舗ニュース | コメント (0) | 投稿者:兵藤 由香
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