『本(工芸・うつわ)』 の記事

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2010年2月4日

「手仕事の生活道具たち」 片柳草生著 晶文社

雑誌の取材や編集、やきもの、美術工芸、骨董などの本づくりを通して著者が出会った、さまざまな道具を紹介するエッセイ集です。

前に紹介した「美しい日本の道具たち」(晶文社)と同じ雰囲気が漂っていると思いましたら、装幀がどちらも金田理恵さんという方でした。

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2010年2月2日

「手仕事の道具と暮らしたい」 学習研究社

三谷龍二さん(木工作家)、飛田和緒さん(料理研究家)、三上裕子さん(クラフトサロン縁店主)、馬場浩史さん・和子さん(スターネット主宰)、石村由紀子さん(くるみの木店主)、髙森寛子さん(スペースたかもり主宰)が、日頃お使いになっている手仕事の道具を紹介されていて、興味深いです。

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2010年2月1日

「美しき日本の手技」 クロワッサン特別編集 マガジンハウス

各界の60人が、食器、漆の器類、台所用具、家具・インテリア、文具、和装小物、バッグ・手提げ、ファッション小物、102品を紹介しています。

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2010年1月31日

「手しごとを結ぶ庭」 稲垣早苗著 アノニマ・スタジオ

稲垣早苗さんは、日本橋浜町でギャラリー・ショップヒナタノオトを運営され、日本の工芸・手仕事と、デンマークの生活文化を紹介しています。また、毎年千葉県市川市で開かれている「工房からの風 craft in action 」 のディレクションもされています。

この本は、稲垣さんがどのようにして工芸と出会い、現在のお仕事に至ったのか、作家さんや作品との出会い、「工房からの風 craft in action 」 のスタートまでが記されております。文章から、著者の雰囲気とお人柄を感じ取り、読み終えた週末にヒナタノオトに行きました。やさしく温かな雰囲気のお店です。

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2010年1月30日

「骨董屋の盃手帖」 勝見充男著 淡交社

古美術「自在屋」主人の著者が、盃を123個紹介しています。お酒好きの私は、こんなにいろいろな盃で呑めたら幸せだろうなーと思います。品よく可愛らしいものばかりです。紹介されている盃の時代は弥生から現代まで、価格も数百円から数百万円と、勝見さんの、時代や価格にとらわれない審美の感覚感性に惹かれます。やきもの、うつわが好きな方なら充分楽しめる一冊です。

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2010年1月28日

「手仕事の日本」 柳宗悦著 岩波書店

この本は昭和15年前後の日本の手仕事の現状について、昭和17年頃執筆されていたそうです。途中戦争の為出版が遅れ、昭和23年に初版が出版されました。巻末に地図があり、青森から沖縄までの各地名と工芸品が載っているのですが、現存しているのはどれほどなのかと思いながら読んだのを思い出します。

以下、第3章品物の性質「実用と美」より引用。

日々の生活こそは凡てのものの中心なのであります。またそこに文化の根元が潜みます。人間の真価は、その日常の暮しの中に、最も正直に示されるのでありましょう。もしも吾々の生活が醜いもので囲まれているなら、その暮しは程度の低いものに落ちてしまうでありましょう。いつか心はすさみ、荒々しい潤いのないものに陥ってしまうでありましょう。一国の文化はその国民の日々の生活に最もよく反映されます。生活を深いものにするために、どうしてもそれは美しさと結ばれねばなりません。

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2010年1月25日

「美しい日本の道具たち」 髙森寛子著 晶文社

この本は社会人になってなんとなく本屋さんのこういった本の並ぶコーナーで見つけたのだと記憶してます。まだ漆のものなんて一つも自分で買った事のない頃です。装丁の静かな佇まいにも惹かれました。中に載っている写真も大人な感じがして、いつかこんな風に料理を盛ってみたいなあと思いました。

数年後、本の中で紹介されていた伊藤印房の伊藤睦子さんに出会った時に、「髙森さんの本で読みました。」と言ったら、「あ〜ら、読んでくれていたの!」と話しが弾み、楽しい会話となりました。伊藤さんはデパートの催事などへも出店されています。ご興味のある方は是非、ホームページ(上記リンク)をご覧下さい。

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2010年1月24日

「やきもの紀行」 ワン・ライン

島根県内にある66もの窯が紹介されています。2006年に発行されていますが、あまり見かけません。窯の名前と所在地のみでしたら観光案内所などでも入手は可能ですが、工房と作品の写真や、地図なども載っているので、かなり貴重なデータ本だと思います。

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2010年1月23日

「和雑貨と暮らしてみる。」 ギャップ・ジャパン 

この本を手にした第一の理由は、表紙に載っていたお皿の写真に一目惚れしたからです。読んで、その作り手が清水なお子さんであると知りました。

和装、手拭い、文具、和紙、うつわ、お香、漆器、台所用品などを紹介し、取り扱っているお店のデータも載せています。東京にあるお店ばかりですが、いくつかは行ってみたくなる所がでてくるはずです。

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2010年1月18日

「ニッポンのサイズ」 石川英輔著 淡交社

うつわの径の大きさは、昨今何センチという言い方が増えてきていると思いますが、何寸皿、という呼び名に惹かれるのは単に私がアラフォーだからでしょうか?何寸の方に、何か趣を感じませんか。

尺貫法は昔の人が日本人のサイズで決めたものだから、感覚的になじむ単位なのだと著者。

京間と江戸間で、一畳が違うという事。中国では皇帝の時代によって一尺の長さが違った事など、歴史も交えてなかなか楽しく読める一冊です。

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