2009年11月21日
奥の麻衣子さんの漆ものが届きました
届いたものは、写真上左より、飯椀(黒、茶)、豆皿、下左は茶筒(千筋)、黒い小筥です。材は全て水目桜、仕上げは拭き漆です。
飯椀は軽く、ご飯が映えるでしょう。
豆皿は干菓子などのお菓子類の他、おつまみをちょっと盛るのにも重宝しそうです。
茶筒の千筋は、字のごとく、底以外の部分に細い筋が入っています。これは16世紀末に始まった石川県山中漆器にみられる加飾挽きの一つです。山中漆器は伝統的に木地のろくろ技術にすぐれているのが特徴です。
黒い小筥は、小さな小物入れです。筥という字を当てるのは、奥のさんの師匠が「丸いものにはこの字を当てるのだ。」とおっしゃっておられたからです。