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2010年4月8日

「終の器選び」 黒田草臣著 光文社新書

著者は、渋谷(株)黒田陶苑の代表取締役であり、この他にも焼きものに関する著書が
多くあります。

第一章は、魯山人の器を選ぶ。著者は、お父様と北大路魯山人との繋がりで、魯山人邸の一角にかつてお住まいだったそうです。ここで生まれたお兄様の名前は魯山人が名付けた、などのエピソードも載っていて興味深いです。

第二章から第六章まで、やきものの歴史、焼締陶を選ぶ、中国・朝鮮の陶磁器を選ぶ、
日本の陶磁器を選ぶ、器の種類で選ぶ、と続きます。全体を通して、さまざまな作家(
昭和の巨匠から現代の若手まで)の作品が数多く写真で紹介されています。

余談ですが、笠間に移築された北大路魯山人のかつての母屋、春風萬里荘では、建物と中に展示してある彼の作品を観ることができます。庭もあり、ゆっくりと楽しめます。笠間、益子方面にお出かけの際はオススメです。

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カテゴリー:オススメ, 本(工芸・うつわ) |  コメント (0) |  投稿者:兵藤 由香

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